Section Française Komaba / フランス科

「フランスにおける共同親権の成立   離婚後のマネジメントから家族のマネジメントへ」

20221112 Conference G Neyrand Affiche

本科にいらした増田一夫先生から、以下のイベント案内を頂きました。ご関心のある方はぜひご参加ください。

「フランスにおける共同親権の成立
  ――離婚後のマネジメントから家族のマネジメントへ」

講師:トゥールーズ大学名誉教授 ジェラール・ネラン(社会学)
 
日時:2022年11月12日(土) 18時30分~20時30分
    (+非公式セッション20時30分~21時)
使用言語:フランス語、日本語(同時通訳つき)
    (非公式セッションはフランス語のみとなります)
*以下より事前登録をお願いいたします。
https://x.gd/x9l8G


お申込みいただいたにもかかわらず、11月11日までにお手元に案内のメール
(ZOOM会場入場のためのリンク)が届いていない場合は以下までご連絡ください。
post.mariage@gmail.com

主催:科学研究費補助金 基盤研究(B)
   結婚の歴史再考――フランスの事例からみる(ポスト)結婚、生殖、親子、家族

趣旨
フランスでは1980年代後半から共同親権をめざす法整備が始まり、2002年にはそのプロセスが一応の完成をみました。日本では、2018年7月に法務省が離婚後の単独親権を見直し、共同親権の導入を検討すると発表しました。しかし、離婚後の共同監護制度のみならず、現在の面会交流に対して批判的な声があがっています。必ずしも保守的と目されていない人びとも、共同親権制度には「子どもの権利」の濫用があり、DV が発生する構造を温存しかねないとして反対の声をあげています。フランスではどのような経緯で共同親権が成立したのか? 長年家族の推移を観察し、子供の視点からの著作も多い、社会学者のジェラール・ネラン氏(トゥールーズ大学名誉教授)を招き、その問題を考えます。ふるってご参加ください。