Section Française Komaba / フランス科

卒業論文紹介


フランス研究コースに提出された卒業論文の題目リストです。原文はすべてフランス語です。

2020年度
フランスにおける同性愛のメディア表象:「笑い」の持続性と限界
フランスにおけるスポーツとナショナリズムの関係:植民地時代から現代まで
子供一個人
フランスにおける映画助成:制度とその特徴
世界的な死刑廃止に向けてー法的事例としての日本とフランス

2019年度
ジャン=リュック・ナンシーと「認識論的切断」の脱構築
アダン・ド・ラ・アルにおける結婚、愛、女性――『葉陰劇』をめぐって

2018年度
欧州建設に関する1992年と2005年のフランスの国民投票:民主主義と熟議
表現の自由と『シャルリ・エブド』襲撃事件
ブレとピラネージにおける「自然」――差異と隠された共謀――
移民の子どもの教育――フランスと日本における公的支援とその限界――

2017年度
幕府の権力再編の試みにおけるレオン・ロッシュの貢献(1864-1868)
『子供と魔法』:コレットにおけるエクリチュールの魔術
ストラスブールと「レユニオン」 ガリカニスムとイレニスムの狭間で
レガートについて : ロラン・バルトにおける音楽的なもの
クリスチャン・ボルタンスキー : 生のはかなさをどうアートに表現するか
連帯の罪――「フランス的諸価値」と移民流入という試練

2016年度
ジェフリー・チョーサー『カンタベリー物語』における登場人物の性格付け:フランス語が持つ重要性
ジャック・ベッケルにおける夫婦喜劇:アメリカ映画趣味とフランスモデルのあかし

2015年度
マリー・ジョゼフ・シェニエの劇的革命-『シャルル九世』、歴史と演劇の間で
アンドレ・マルローのアジア三部作における男性登場人物の表象
ライシテの新たな形、その由来と変遷
冒険から神秘の世界へ:クレチアン・ド・トロワ『荷車の騎士』における空間機能の二重性

2014年度
フランスにおける地域語の承認
コジェーヴと普遍等質国家の問題
フランスにおけるパリテ法導入の背景と、その正当性について-2000年の法制定前における議論

2013年度
第二帝政における暗闇の馴致-その成功と限界
戦間期におけるヨーロッパ統合思想
フランスの公立学校におけるライシテと統合問題
ルワンダ・ジェノサイド後の国民統合における歴史教育のデザイン-ジェノサイド前後の歴史教科書の分析を通じて
文化による都市再生-ナント市の事例より
ジル・ドゥルーズの初期著作における「システム」
ジョルジュ・バタイユにおける個人の愛

2012年度
人工光に対する新しい感性の誕生:1855年から1900年におけるパリ万国博覧会が果たした役割
啓蒙期のフランス文学における西洋人と他者の出会い

2011年度
ジャック・タチ映画における音
ブリア・サヴァランの「ガストロノミー」と「グルマンディーズ」
マルグリット・デュラスの短編「苦悩」 - 証言とフィクションの間で
ポール・リクールにおける三重のミメーシス

2010年度
フランスと日本における企業のメセナ活動について
リオタール研究
パルドゥシュの歴史:音楽と古楽器との関係性
水道事業についての考察:フランスモデルとその新たな次元
教育におけるフランス式「アファーマティブ・アクション」
ジェノサイド後ルワンダのガチャチャ法廷:正義か和解か?
ロベール・シューマンにおけるヨーロッパ理念
ダンサーと観客の間における身体的「共振」:ポール・ヴァレリーを通して
20年代ファッションとギャルソンヌのイメージ

2009年度
欧州共通エネルギー政策は達成可能か?
イメージのパリ:パリ・ボエームからヌーヴェル・ヴァーグのパリへ
ライシテの動揺についての考察
フランスの海外地域におけるEUの地域政策
フランスのエネルギー政策の展望

2008年度
1960年代以降のフランスにおける養父母の立場の発展
コンディヤック:実験の哲学
ヴァレリー・ラルボーにおける読書
「狂乱の時代」における文化交流:モーリス・ラヴェルのアメリカ旅行を例に
フランスのイラク戦争開戦不支持について
言語と反植民地主義:1920年代のサイゴンにおけるフランス語新聞を中心に
デカルトにおける実体変化の理論
カラヴァッジョ絵画における瞬間性について
マルグリット・ポレート:13世紀の自立した異端女性
アフリカの知的エリートの思想形成における植民地主義の影響
ライシテを考える - フランス共和国の・・宗教性とその動揺 
ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』におけるキッチュの概念

2007年度
ジュペ・ブラン:社会保障改革失敗の意味
『グラマトロジーについて』における歴史的全体性の問題
トクヴィルにおける平等と不平等
スタンダールの『パルムの僧院』における宮廷の”苦々しい笑い”

2006年度
来るべきヘーゲル 『精神現象学』の一読解
サーカスとジャグリング芸:1980年代フランスにおける転換の相似性
「白鳥の湖」における王子像 ヌレエフ版をめぐって
冷戦期における外交政策 シャルル・ドゴールの再検討の必要性
エマニュエル・レヴィナスの理論における貨幣の倫理的役割

2005年度
12世紀における読書の変遷
ミシェル・フーコーにおける言語と狂気
『水平線のティ・ジャン』 「アイデンティティ探求」としての読み
絵画に向かう女性 ドガの作品におけるメアリー・カサット像
21世紀の首都パリ

2004年度
第五共和制下の地方制度改革
エドゥアール・グリッサン『レザルド川』を読む
女性登場人物の身体と魂
イヴ・ボヌフォワの『ドゥーヴの動と不動』における現前のフィギュール
見出された演劇的なもの ミシェル・レリスにおける憑依をめぐって

2003年度
19世紀パリの食文化について
現代フランス社会における教育と社会的不平等
ミラン・クンデラにおける顔のモチーフ
マグレブ仏語文学における父親像について
イスラムのスカーフの試練にさらされるフランスの政教分離
クローデルと《空無》の概念:『東方の認識』を読む

2002年度
アルチュール・ランボーの『イリュミナシオン』における<都市>と見者の詩的体験
アルザスにおけるアイデンティティ意識と二言語教育
モーリス・ラヴェル研究
ジョルジュ・バタイユにおける「カタストロフ」の諸相
アンドレ・ブルトンにおける「オブジェ」の概念
「郊外と映画」から垣間見られる移民系の若者
エマニュエル・レヴィナスにおける性的差異について